DUMMY DOUBLE

オールドルアー&ユーズドルアーの委託、買い取り、通信販売

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純喫茶 鱗鱗堂  『ルアー四方山話…』

このページは、
ダミー・ダブルが誇る、オールド・ルアーのエキスパート塙栄司が、
あらゆるルアーの四方山話をおとどけします…。
オールド・ルアーはもとより、奇天烈ルアーや、定番ルアーに至るまで…、
ハナちゃん的テイストで、面白可笑しくご紹介いたします。


第一話  

バグリーの脇役達!
お久しぶりです。FFMに何か書いたのもずいぶんと前のことのような…?
まずは私の大好きなバグリーから始めましょうか。


ピンフィッシュ(シャイナー)
ピンフィッシュ(シャイナー)

中途半端に古いルアーやタックル(1960-1980年代頃)には詳しい情報のないものも多く、
10年以上前はネットの情報も書籍もほとんどありませんでした。
そこで、時代背景や当時の素・技術などを考慮して「推理」しなければならないものも多々。
もちろん、これはルアーの楽しみのひとつです。
趣味の合う友人と、詳細不明のアイテムについて、ああでもない、こうでもない、
と断片的な情報を持ち寄って推論するやりとりは楽しいものですね。

バグリーのバルサベイトが数年前のクランクベイト・ブーム以降脚光を浴びていますが、
今回は地味~なピンフィッシュ(シャイナー)を。
まずは画像をご覧下さい。





ダークブルーの小さいのは、
79か80年の初登場の年に藤沢の某ルアー専門店で買ったピンフィッシュです。
ボディーサイズは60mmで重さは10g。
表情(目)が今の復刻ものと違いますし、ボディーも薄いです。
当時風呂場で泳ぎを見るために浮かせてみたところ、ごくゆっくりと沈んでしまいましたので、
フックは軽いカドミウムのものに代えてしまいました。

翻って、クラウンカラーと同深緑系
(90年前後の復刻)の(大=どちらも80mm、19g)を比べてみますと…まず、
クラウンは目が手描きではなく吹き付けですね。
でもそれだけではないんです。もっとよ~く見てみて下さい。
なにかおかしな点に気付きませんか?
…そうです、ラインタイ(タイイングアイ)の位置!
実はこれ、日本で買ったものではなく、海外のeBayオークションで落としたものなんです。
ラインタイの位置からして、
「このルアーはシンキングバイブレーションとして開発されたプロトに違いない!」
と思ったのですが、
通常のものと同じく浮かせてみると辛うじて浮きはしたものの、頭を下げて逆立ち状態。
見るからに早引きに弱そうで、なんとも微妙です。
残念ながら、私の推理は外れてしまったようで…
まさか、これもLee Sisson氏が開発したんでしょうか??

ピンフィッシュの(大)は、
結局当時のアメリカではほとんど話題になることもなかったようですが、
ラインタイがもっと前で浮力のある普通のモデルについては、
日本で某フジ釣具がそのゆる~い泳ぎを芦ノ湖などのシークレットとしたため、
一部で密かな人気を保ったようです。
OFT/アングルが復刻するのに手頃なルアーとして白羽の矢が当たったため、
現在でも(小)は日本特注モデルとして生き残っていますので、機会があったらお試しを。



フライダイバー
フライダイバー

(おまけ)
つぶした団子にリップを付けたようなのは、
シマノの特注でバグリーが作った「フライダイバー」。
もちろんバルサ製です。
80年代初頭に店頭で見掛けたのを覚えています。
いくら注文を受けたからって、
バグリーもこんなの作るな!(笑)、と。
このルアー、シマノがバグリーの前にYo-zuriに作らせた(?)
「エクストリーム・シリーズ」同様、
気色悪…いや、変わったカラーも多く、
アメリカのバグリーコレクターにも人気があるとか、ないとか。


(補足)

その後コーモランがフライダイバーのイミテーションを作っていました。
ったくコーモは、形さえ変わっていればなんでもいいんかい!(笑)




by はなわ


090201



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