DUMMY DOUBLE

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純喫茶 鱗鱗堂  『ルアー四方山話…』

このページは、
ダミー・ダブルが誇る、オールド・ルアーのエキスパート塙栄司が、
あらゆるルアーの四方山話をおとどけします…。
オールド・ルアーはもとより、奇天烈ルアーや、定番ルアーに至るまで…、
ハナちゃん的テイストで、面白可笑しくご紹介いたします。


第八話

バグリーのトップウォーター・ルアーたち

Bagley's topwater lures

今回は落ち穂拾い…、
いや、充分主役も張れるトップウォータープラグです。

バグリーのトップで一番古いと思われるウォーキン・トピードは、
バンゴーの回で紹介しましたので、まずは1970年代後半のラット・フィンクを。
どんぐりを思わせる砲弾型のボディーのお尻に、小さなプロップ。
浮き方は垂直に近いですが、バルサの浮力に物を言わせて機敏にぴょこぴょこ動きます。
パッケージのネズミのイラストは、
ラットフィンクの10年ほど後に出たファットキャットと同じテイスト。
こういうの、アメリカンルアーならではの雰囲気があって、
なにげにポイント高いですよね。
一番古い物は先端のワイヤー(タイイング・アイ)も含めて
全部のワイヤーが黄色っぽくくすんだ真鍮(ブラス)です。
対して、80年代初頭のOFT/アングルによる最初の復刻のものは
ラインタイが銀色のステンレスのワイヤー。
さらに後の物は、ワイヤーではなくスクリューヒートン(ネジ)に変更。
ネジの方がペラの回転は良いのですが、
シェイプが少しずんぐりになって色気が減ったのは残念。
以降、日本でのみ人気があったためか、
80年代いっぱいカタログに載っていたような?

ラット・フィンク
ラット・フィンク

フィンガー・マレット
フィンガー・マレット


ラットフィンクに続いてはフィンガー・マレット。
1980年のスモールフライシリーズに少し遅れて登場。
これにはシンキングタイプ(海用?)とペンシルの2タイプがありました。
これも一番古いものはブラスワイヤーです。
数年後に出たシングルスウィッシャーのマイティー・ミノーと同じボディーに見えますが、
マレットの方が一回り大きめ。

チャグ・オー
チャグ・オー

バグリー初のポッパーであるチャグ・オーが出たのは1982年頃でしょうか。
これのワイヤーモデルは最初からなし。
コストの掛かるワイヤーはこの頃廃止されたようです。
80年代後半のRebel POP-Rブームの頃には、
チャグ・オーより小さなPOP'N-B2も発売されました。
こちらはPOP-Rを意識して、
リアフックにティンセルの飾り巻きまで付いていましたっけ。
ハードウッド製でバルサ製ほど飛びも悪くないし、
今でも充分通用するルアーだと思うのですが、
中古でも全然見掛けなくなったのは寂しい限りです。

007
007

チャグ・オーのすぐ後(1983年?)に出たのが、
ハードウッドの復刻版ダブル・オー・セブン。
シェイプは古いバルサモデルより太めで、泳ぎは全く別のルアーです。
良く飛び無難に泳ぐ、ビギナーにも扱いやすいルアーでした。
お尻にプロップが付いたタイプもありましたが、
ネジのヒートンで着脱自在だったので、いまひとつありがたみが…

80年代半ばには、
スモールフライシリーズのようにリアルなシェイプの大きなダブル・スゥッシャー、
スピナー・ミノーも。
発売は007と同じ年だったかな?
後半にはスモールフライ・シャッドと同じボディーの
スピナー・シャッドというルアーもあったように記憶しています。
これも一昨年あたりちょこっと復刻されていましたね。

トール・ウォーカー
トール・ウォーカー

ハッスル・バグ
ハッスル・バグ

ICU
ICU

ダイワ バスハンター
ダイワ バスハンター

1990年頃、
ファットキャットと同時に登場したのが大きめのペンシルベイトのトール・ウォーカー。
ファットキャットのベースがダイワのバスハンターなら…、
そう、これのベースはウィスパーです。
10gほどのウィスパーと違い、こちらはベイトタックルでも大丈夫なバスサイズ。
ハードウッドの比重を生かした、扱いやすいザラタイプでした。
これはまだ売られているようですね。
同じ時期に「インジャード・ミノー」という
ありがちな名前のフラットサイドのシングルスウィッシャーも出ていましたが、
こちらはいつの間にか「ICU」(集中治療室、の意)
という名前に変わって売られ続けているようです。

ラバスカートが朽ちると絶対絶命なグラス・ラット
ラバスカートが朽ちると絶対絶命なグラス・ラット

最後は、ハッスルバグと同じボディー…、
いや、こちらの方が古いはず、のグラス・ラット。
サイズはハッスルバグと同じ大きさの(小)だけでなく、
迫力のある(大)もありました。
ハッスルバグとは逆に浮き、ラバースカート付きのシングルフックが一本。
これはきっと、ウィードレススプーンに近いタイプのTWとして作られたのでしょうね。
頭にプラスチックの3枚羽根のバズブレードが付いたのも
どこかでBPSのカタログか何かで見た覚えが。

その後は断面が3角のバナナ型ペンシルや、
小さめのダーターなどが発売されたようですが、
90年代終わり頃からブームになった日本のビルダーさんたちの作品と比べると
存在感に欠けるせいか、
話題になることはまずないようです。

これらのルアーは時代によってテイストも違いますが、
どれもバグリーらしさがありますので、
お持ちの方はたまにタックルボックスから取り出して使ってみると、
初心に帰れて新鮮かも?
カラーもまた年代によって違い、調べてみると面白いものですよ。


by はなわ


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