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実践LURE 解体新書

その3 『ボーマー ロングA』


3回目となる今回の実践LURE解体新書は、
ボーマーの名作ミノー『ロングA 15A』についてです!
一言でこのルアーを表すなら、正に質実剛健と言うのが、
合っているのでは無いでしょうか。
1979年に誕生以降、時代とともに少しずつその姿を変えつつも、
基本的な部分は変わる事のない、何ともアメリカ匂漂うルアーです♪
そのボディは、多少無骨ながらもハードな使用にも耐える堅牢さを誇り、
動きの面でも、クランキングとジャーキングのどちらもこなす、
時代を超えて残って来た、素晴らしいルアーだと思います。

こちらのカラーは、片側から見たら何の変哲も有りませんが、反射板の色が左右で違っています。カタログに載っていませんし、間違って2枚入れてしまった様です。
こちらのカラーは、片側から見たら何の変哲も有りませんが、反射板の色が左右で違っています。カタログに載っていませんし、間違って2枚入れてしまった様です。

今回取り上げたロングAですが、
ここ数年の間に話題に上ったことが有ります。

一つ目は、アメリカのトーナメントシーンで、
ロングAが注目を集めた事に始まり、
これが日本にも伝播した感じです。
流行ったのは、ヴィンテージ・ロングAで、
その中でもボーン素材で出来ている物になります。
なぜにボーン素材なのかと言うと、使用する上でのメソッドが、
水面をウネウネと波立たせながらの、タダ巻きによる使用なので、
極めて浮力の高いボーン素材のモデルに陽の目が当たったという訳です。
この流行にあやかって、ボーマー社は早速、ボーンモデルを復活させた様ですが、
まだ使い比べていないので使用感はちょっと分かりません。
ですが、素人考えでもボーン素材になっただけで浮力が上がる訳ですし、
クリア素材に比べ、ウェイキングに適しているのでは無いでしょうか。

他に、ウェイキング以外でもヴィンテージ・ロングAが話題になりました。
こちらの話しは、リアがヒートンになっている為に、
その重み分だけ、カウンターウェイトの要領でダートの切れが良いとか…。
浮き上がり姿勢が頭上がりな事に、釣れる秘密が有る!
見たいな話しが同時期に飛び交っていました…。
ただ、どちらも聞きかじりなせいで、どうもイマイチ詳しく有りません。

年代によるお魚プリントの違いです。初期の物だけ線が太くなっています。
年代によるお魚プリントの違いです。初期の物だけ線が太くなっています。

上・初期 下・中期になります。初期のリップの方が、先が尖っています。
上・初期 下・中期になります。初期のリップの方が、先が尖っています。

上・現行 下・後期です。後期のリップは左右の均等が取れていません。
上・現行 下・後期です。後期のリップは左右の均等が取れていません。

また、使用した時のアクション関係意外にも、
ロングAのモールド違いについて、話しに上がる事があります。
ザックリと現行品とヴィンテージ品の違いについては、
お尻のリグがエイトリングとヒートンとで区別する事が出来ます。
(この違いによって、ブランクの長さも微妙に変わっています。)
これはパッと見て、分かり易く変わっていますが、
それぞれのリグのモデルにも、細かい所でモールド等に違いが見つかります。


まずはヒートンモデルですが、
クリアボディの物であれば、内側を観察していると、
丸いポッチの様な物が背中側に有り、それの位置が年代によって変わっています。
より古い年代の物は、お腹のフックの真上にポッチが有るのに対し、
新しい物は、フック同士の中間位に有ります。

外見の違いとしては、新しい年代の方が、
リップ先端に丸みが有り、若干ながらファットボディになっています。
単体で見ると分かり辛いかも知れませんが、
並べてみると、明らかに太さが違うのが分かると思います。
両者を見比べたときの雰囲気として、
古い方の物の中には、これと言った使用キズも無いのに、
中のプレートが割れていたり、お尻の辺りが曲がっている物が有り、
経年変化で縮んでいる感じです。
新しい方は、大きくボディが曲がった物は見たことがなく、
何だか膨張している様に見えます。
もしかしたら、材質自体が変わってしまった為かも知れません。

その他にお魚プリントの品限定ですが、形を比べなくても、
プリントの線の太さが違うので見てスグに分かります。
初期のモデルは太い線で書かれており、それ以降は、細い線でプリントされています。
ただ単にプリントだけが違う訳ではなく、同時期にモールドも一緒に変えた様で、
細い線の古い物や、太い線の新しい物は、今の所見た事が有りません。


エイトリングモデルに関しても、
内側の丸いポッチの位置が変わっています。
古いエイトリングモデルは、新しいヒートンモデルと同じ様な位置に有りますが、
今現在売られているモデルは、それぞれのポッチがフックの方へよっています。

外見の違いは、古い物はヒートンモデルと同じ様に、
リップの左右が不揃いで有ったり、
接着面が綺麗に処理されておらず、手抜き感が出ています。
古いエイトリングモデルは、全モデル通しても、
接着面や塗装がおろそかになっている様に見えます。

そして一番の違いというのが、素材になります。
現在のモデルは、かなり硬質な素材を使っているのですが、
古いモデルは、ヒートンモデルと同じ様な素材を使っていると思われます。

…と言う風に、自分は違いによって4つに分け、
初期、中期、後期、現行と考えております。
この他に自分が知らない違いも有るかも知れませんので、
ご参考までに、と言う事でお願いします。

エクスキャリバーのプロロングAです!こちらはサスペンドのケヴィン・ヴァンダムモデルですが、他にもハイフロートのジム・ビッターモデル等がありました。
エクスキャリバーのプロロングAです!こちらはサスペンドのケヴィン・ヴァンダムモデルですが、他にもハイフロートのジム・ビッターモデル等がありました。

ボーンモデルのメッキカラーです!ラリーニクソン等は、塗装を剥がして浮力を少しでも高めて使っている見たいです。
ボーンモデルのメッキカラーです!ラリーニクソン等は、塗装を剥がして浮力を少しでも高めて使っている見たいです。

さて、上記で4つに分類したロングAですが、
実際に使い比べてみると、思いのほか違いが出てきます。
それは、先に記入したリグよる重心の違いでは無く、
根本的に浮力がモデルによって、違うと言う事です。
(この違いは、モールド変更時に素材や厚さが変わっているからかと…。)
4つの中で浮力が強く、ウォブリングにキレが有るのが、
中期と後期の2つで、浮き上がりの早さも同じ位です。
逆に一番浮力が弱く、ヌッルとしたアクションをするのが、
初期の物で、現行は初期より若干浮力が強い感じです。
これは全てクリア素材の一般的な物で比べた場合です。
ボーン素材の物や、塗装をわざと厚く塗った物等があり、
それらを入れると、訳が分からなくなりそうなので省いています。

個人的に好んで使用しているのは初期の物で、
ジャーキング時等に止めると、ユラユラゆっくりと浮いて来るので、
喰わせのタイミングを、少しながら他のモデルより取り易いからです。
リーリング時の泳ぎも、鈍臭くなり過ぎない所で水に絡んだ、
ヌルっとしたワイドアクションも、自分の好みです♪

他には、サスペンドモデルのプロロングAもよく使います。
こちらは低活性時や、魚が深いレンジにいる場合がメインにまります。
アクション面に関しては、かなりドンヨリとした感じですが、
持ち前のワイドアクションは健在です!

流行りのボーンモデルはお尻にペラを付けて、
スピナーテイル・バンゴーの様に、トップウォーターとして使っています。
ペラを付けるとアクションが抑えられてしまいますが、
ローリングが強調され、ウェイクルアーとしても十分使えます♪

色々な魚種をターゲットにしている為か、さまざまなカラーリングが有り、それもロングAの魅力だと思います♪好きなルアーなだけに、集めたくなってしまうのが困りものです。
色々な魚種をターゲットにしている為か、さまざまなカラーリングが有り、それもロングAの魅力だと思います♪好きなルアーなだけに、集めたくなってしまうのが困りものです。

小さいサイズの14Aやダイビングモデルも、好んで使っています。ダイビングモデルは、細身のクランクベイトとしても、ジャークベイトとしても、優秀ですよ♪
小さいサイズの14Aやダイビングモデルも、好んで使っています。ダイビングモデルは、細身のクランクベイトとしても、ジャークベイトとしても、優秀ですよ♪

最近はミノーやジャークベイトは、
春先に使用するイメージが強いと思います。
確かに春先にベイトとなる小魚が、産卵の為に浅瀬に寄って来たり、
ジャーキングによって、リアクションで喰わせ易いと言った、
メリットが他のプラグよりも有るのだと思いますが、
自分の中では、特に夏場に外せないルアーとして活躍してくれます!
狙う魚は暑さを避ける為に、深い所にサスペンドしているバスと、
カバーに寄り添って付いているバスです。

サスペンドしているバスを狙う時は、春先のジャーキングと感覚は同じで、
ジャーク後のポーズにバイトが多いので、止める時間を長めに取りながら誘います。
春先はサスペンドモデルの出番が多いと思いますが、
夏場は、バスのレンジが余程深いと感じない限り、フローティングを使っています。

ウッドカバーを狙う時は、出来るだけカバーの中にキャストし、
カバークランクと同じ様に舐める様に通します。
水生植物や浮きゴミ等は、中に入れると直ぐに引っ掛かってしまうので、
なるべく際に入れて誘います。
アクションは、日によってリーリングとジャーキングの、
どちらが効果的かは変わってきますが、真夏はジャーキングが有効だと思っています。
ジャークした途端に、カバーからすっ飛んでバイトして来るのが、
目に見える事が多々有り、他のルアーを通しても釣れないのに、
アピールの仕方が良いのか、ミノーだと何故か釣れてしまう感じです♪



はてさて、ここまで書いておいては何ですが、
今回のお題は、あまりにも有名で愛好者の多いルアーなので、
これと言って目新しい事は特に無いと思います…。
ですが、これを読んで『たまにはロングAを使おうかな?』
なんて思って頂けたならば幸いです。


BY ソースケ
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