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その6 『スピナーベイトのアレコレ』

ザ・疑似餌!スピナーベイトです♪♪♪理解を深める事で、ラリー・ニクソンの様に湖の上で改造したり、組み立てたりする事も出来る様になりますよ♪
ザ・疑似餌!スピナーベイトです♪♪♪理解を深める事で、ラリー・ニクソンの様に湖の上で改造したり、組み立てたりする事も出来る様になりますよ♪

6回目の今回は、
これぞ疑似餌と言った趣の有るスピナーベイト!
今でこそリアルなお魚ヘッドのものが有りますが、
昔の物は良くて目が付いている程度で、
魚とは似ても似つかないボディからアームが伸びてブレードが付いた形状は、
魚を騙す為に必要なのは、如何にリアルな見た目かでは無いと思わせてくれます♪
そんなスピナーベイトの、ソースケ的考察やらをご紹介したいと思います。

まずはスピナーベイトをザックリと構成する物を分けてみます。
☆ボディ(ヘッド、スカート、フック)
☆アーム(ロワアーム、アッパーアームの長さや太さ等)
☆ブレード(ウィロー、コロラド、インディアナ等)
以上を、それぞれ分けて考えて行こうと思います。

ヒルデブラントの縦扁平型お魚ヘッドです。 沈下速度が速く、ファストリトリーブでもバランスを崩し難いタイプです。
ヒルデブラントの縦扁平型お魚ヘッドです。 沈下速度が速く、ファストリトリーブでもバランスを崩し難いタイプです。

砲弾型ヘッドのウォーイーグル・スピナーベイト。尖った特徴がないバランス型です。様々な状況に対応で出来るので、スピナーベイトを覚える時や、状況判断をする時に重宝します。
砲弾型ヘッドのウォーイーグル・スピナーベイト。尖った特徴がないバランス型です。様々な状況に対応で出来るので、スピナーベイトを覚える時や、状況判断をする時に重宝します。

スライダー・スピナーベイト。横扁平型で沈下速度が遅く、バナナシェイプな為、浮き上がりがスムーズです。
スライダー・スピナーベイト。横扁平型で沈下速度が遅く、バナナシェイプな為、浮き上がりがスムーズです。

ボディを構成する中で、
ヘッドの形状によって、どのように変わって来るか考えてみます。
主な形状としては、ザックリ分けると砲弾型や縦扁平型、
横扁平型と言った感じでしょうか。

砲弾型はリトリーブした時に上下左右にバランスよく水を受け流すので、
全体で同じように水が流れるので、姿勢が安定し易くなります。
浮き上がりも沈みにもクセが無い、中間的な形です。
ウォーイーグルやフィネスのボッシュ、
ニコルズのパルセーター等がこれに当ります。

縦扁平型は、上下が薄い為に沈みと浮き上がり時に抵抗が少なくなります。
また、側面が広くなっている為に水を受け、ボディが横になり難い形状です。
ブレードを小さくすると、スローロールがし易いスピナーベイトになります。
また、7番や8番の巨大ブレードを付けた場合でもヘッドが倒れ難くなります。
ハンクルのスピナーベイトやストライクキングのプレミアプラス等の、
お魚ヘッドの多くはこのタイプに近いかと思います。

横扁平型は、沈む時に抵抗を受ける為に沈下速度が遅くなります。
リトリーブ時には大体のスピナーベイトのヘッドは立ちますので、
下面で水を後方下方向に受け流す事になり、浮き上がりも早くなります。
このタイプは沈下速度が遅いのを活かし、シャローをスローに引くタイプになります。
ドラゴンスピンやV-フラット、スライダーのスピナーベイト等があります。

ザックリと三種類に分けましたが、実際にはこんなにシンプルでは無く、
大まかには横扁平に分類されていても、安定性を高める形になっていたり、
デルタフォースみたいな三角形のスピナーベイトは、
頂点が上か下かで浮き上がり方を早い遅いが変わりつつも、
水の流れが安定する形の為に、ヘッドが寝難くなっています。
そんな感じで複雑な形状のものが多く一概に分類するのは難しいのですが、
大かな指標となればと思います。

フラットラバーのハンディンガー・スピナーベイトとシリコンスカートのウォーイーグル・スピナーベイト。
フラットラバーのハンディンガー・スピナーベイトとシリコンスカートのウォーイーグル・スピナーベイト。

白系のスピナーベイト。どんな水色でも釣れる、万能色なイメージです。
白系のスピナーベイト。どんな水色でも釣れる、万能色なイメージです。

クリア系スカートを使ったシャッドカラー。
クリア系スカートを使ったシャッドカラー。

ステインからマッディで多用するチャート系。
ステインからマッディで多用するチャート系。

濁った時はこれ、赤系のスピナーベイト!ザリガニが多い所でも使います♪
濁った時はこれ、赤系のスピナーベイト!ザリガニが多い所でも使います♪

アメリカではナイトスペシャルとして売っている黒スカート。ヒドい濁りの時やカバーに入れる時にも効きます!
アメリカではナイトスペシャルとして売っている黒スカート。ヒドい濁りの時やカバーに入れる時にも効きます!

水の中でユラユラと揺れて、バスを誘うスカート。
種類としてはシリコンスカートとフラットラバー位だと思います。
今では殆どのスピナーベイトにはシリコンスカートが付いていますが、
アメリカの泥水のようなフィールド近くのメーカー等、
マッディウォーターでの使用を主眼に置いた物に、
フラットラバーが付いていたりします。
最近では2016年のバスマスタークラシックにおいて、
2位のジェイソン・クリスティーが大増水にともなったヒドい濁りにたいし、
スピナーベイトのブレードを大型にて、
スカートをフラットラバーに交換した物を3日間使い続けていたりもしました。
彼がチューニングの理由で、スローに泳がせてもスカートが動いてくれて、
リプレイスメントを強くしたかったと語っいた様に、
フラットラバーは形状から水の抵抗を受け易く、素材的にも良く動き、
アピールを強くしたい時に適しています。
あまり使っている人がいないスカートですが、
結構使いどころが見つかると思います。

シリコンスカートについては、今更書く事も少ないのですが、
個人的なところでは、少なめに巻くのが好みです。
以外とスカート同士が絡まったり、干渉したりしたりしてあまり動かない事があるので、
少なめにしておくと、リトリーブ時もですが、
トゥイッチや物に当ててヒラ打ちした時にスカートが動きやすくなる為です。
その為、スカートを間引いたりもしますし、
市販品では、ウォーイーグルやハイピッチャーMAXの様な、
ふんわりとスカートが巻かれている物が最近のお気に入りです♪♪♪

自分はカラーについてはあまり細かく考えず、
白系、チャート系、シャッド系、赤系、黒系の5種類位を使っています。
白を使用する事が多く、濁っていると感じた時はチャートと赤をメインに使い、
クリアであればシャッド系をメインに使っています。
黒系は、極端な濁りやクリアな水色の時に使う事が多いです。

左がアメリカで一般的な線形で右は日本で一般的な線形のフックです。この違いが刺さり方の差に繋がります。
左がアメリカで一般的な線形で右は日本で一般的な線形のフックです。この違いが刺さり方の差に繋がります。

魚を釣ると言う事において、最重要の要素であるフック。
個人的には、日本のスピナーベイトのフックは、
少し細過ぎる物が有ると感じています。
スピナーベイトと言うルアーは、
巻き物の中では最もカバーに入れる事が出来るルアーだと思うので、
細いと根がかった時に伸びて、直すのを繰り返した事でフックが折れたり、
バスをカバーから強引に引きづり出した時に、
フックが伸びてバレると言った事が起こりえるからです。

ただフックの太さについてはタックル全体のバランスに関わって来るので、
一概に太ければ良いという事でも無いと思います。
日本ではタフなフィールドが多く、ルアーが小さくなる傾向に有り、
それに伴いロッドが柔らかくなり、ラインもなるべく細くした結果、
フッキングパワーが弱くなっています。
そんな状況でフックが太いと、
フッキングしても過剰なロッドの曲がりと、ラインの伸びでパワーロスが大きく、
フックが刺さりきらない事態が起こり、バレる事が多くなってしまいます。
経験から、フックは少し太くなるだけで思った以上に刺さらなくなりますので、
タックルが弱いと、かなりの割合でバレ易くなるのでは無いかと思います。

ロアアームの長さの違い。スピナーベイトを選ぶ際、個人的にはここの長さがかなり大事です。
ロアアームの長さの違い。スピナーベイトを選ぶ際、個人的にはここの長さがかなり大事です。

アームについてですが、まずは長さや形状について。
自分はロワアームが長めな物が好みです。
理由は簡単で、泳がせた時にヘッドが立ち過ぎない様に角度を付けた時に、
ロワアームが短いとアッパーアームとフックが近くなり過ぎてしまい、
フッキングし難くなってしまうからです。
かといって長過ぎると、物に当った時にアームがたわんでヘッドが暴れ、
フックポイントがむき出しになって根がかり易くなるので、
その辺のバランスが難しいです。

後、アームがたわむと言う事で、短くヘッドとの角度が少ない方が、
フッキング時にロスが少なく、力が伝わるのでは無いかと思っていたのですが、
実験してみると、アームの長さが短くても思った以上にアームがたわみました。
又、ヘッドの角度も直線に近い方が、フッキング時のロスが少ないだろうと思いましたが、
結局は結び目とフックポイントがロワアームと一直線にならない限りはたわみが生じるので、
あまり変わらないと言う結果になった事もあり、ロアアームは長めの方が好みになりました。
デジタルに計測した訳では無いので、体感では有りますが…。

短い場合のメリットは、ヘッドとの角度が浅くなるので、
ヘッドが暴れ難く、根がかりが少なくなりますし、
全体のシルエットも、小さくなり易い事だと思います。
スピナーベイトはカバーに擦ってなんぼのルアーな為か、
多くの物は、ロワアームが短い傾向に有るように感じます。
ただ自分は、どうもヘッドが立っている姿に違和感が有るので、
短いタイプは、テンポよくカバーにスピナーベイトを通す時と、
スイムベイトタイプ等のバルキーなワームを付けて、
スッキッピングさせたい時にロワアームが短い方が、
開き難い為に使っています。

アッパーアームに工夫が有るスピナーベイト達。スイム姿勢を良く使用としていたり、バイブレーションを強くしようとしていたりと、コンセプトを考えているだけでも面白いです♪
アッパーアームに工夫が有るスピナーベイト達。スイム姿勢を良く使用としていたり、バイブレーションを強くしようとしていたりと、コンセプトを考えているだけでも面白いです♪

アッパーアームの長さは、長い程ガードの役割を果たし、
ブレードが回転した時に、しなって暴れ易くなりますが、
フッキング率の低下に繋がりますし、
ブレードとヘッドとの距離が離れれば離れる程、
力が加わるので、ヘッドが倒れ易くなります。
これを試行錯誤して、バイブレーションが強く、かといって倒れ難い様にする為に、
アッパーアームをクランクさせているスピナーベイトも多いです。
クランクさせた事によって、ブレードが暴れた時に振り幅が大きくなり、
よりバイブレーションを強くする効果もあります。

アッパーアームの長さについての理解が出来ると、
スピナーベイトの改造や調整は簡単です。
大きなブレードを使用する時や、ファストリトリーブをする時に、
ヘッドが横になってしまって使い勝手が悪くなる事が有ります。
その時は、まずはアームを少し寝かせて調整をします。
それでもダメな時は、少しアームを切って短くする事で倒れない様にします。
どうしてもダメな時は、ワームキーパー部等に鉛を巻いて、
ヘッドを重くするしか有りませんが、大抵はこれでどうにかなると思います。

アームの線形の違い。自分の使っているアメリカ製と日本製をパッと比べただけでも大分違いが有ります。
アームの線形の違い。自分の使っているアメリカ製と日本製をパッと比べただけでも大分違いが有ります。

アームについて重要な要素の一つに太さが有ります。
細ければ良くしなり、振動を増幅して起こし易く、
太ければ曲がり難く頑丈になり、しなり難い為に、
根がかりが少なくなります。
かと言って、細すぎた為にアッパーアームがしなり過ぎて、
振動をスポイルし過ぎて、ヘッドがあまり振動しないと言った事も起こりえますし、
太いアッパーアームはしなり難い為に、全体的に微振動をします。

アームの太さに付いて日本とアメリカでは結構違い、
日本では0.7mmや0.8mm位の物がメインで、
アームを太くしているとうたっている物でも0.9mmの物が多く、
1mmを超える太さの物は滅多に見ません。
アメリカでは1mm位が多く、中には全然曲がらないゴン太な物も有り、
ファインワイヤーをうたっている物でも0.9mmや0.8mm位だと思います。
このへんの違いは、カバーやプレッシャーの多寡が関わっていて、
日本ではオープンウォーターや、それなりのカバー周りで使うので、
ウィードレス性能を少し削って、変わりにフッキング率を高めたり、
ちょっとした誘いの違いで、口を使い易くさせているのでは無いかと思います。

自分は強引にカバーに入れる事がわりと有るのと、
経済的にも壊れ難い方が助かるので、太めのアームが好みです。
そう言えばスタンレー バイブラシャフトは、
アッパーアームのブレード近くを細くて、良い所取りした様な、
テーパードアームを使っていました。
実際に効果があったのかは、体感では分りませんでしたが…。
余談ですが、スタンレーは細かいバイブレーションにこだわっていた様で、
ウェッジブレードと言う、後方が少し厚くなっていて、
回転時にブレードが暴れてバイブレーションが強くなるブレードのモデルも有りました。

アームの開きがスタンダードな状態。フックとアームの間が結構狭くなっていて、カバーに入れるにはこの位が安心です。
アームの開きがスタンダードな状態。フックとアームの間が結構狭くなっていて、カバーに入れるにはこの位が安心です。

アームを少し開いてみました。これくらいスペースが有るとフッキングの時にアームが邪魔しないと思いますが、スイム姿勢との兼ね合いが重要になってきます。
アームを少し開いてみました。これくらいスペースが有るとフッキングの時にアームが邪魔しないと思いますが、スイム姿勢との兼ね合いが重要になってきます。

スイミング姿勢やフッキング率を決める要素として、
アームの開き角度が有ります。
同じスピナーベイトでもアームを開く事で、
ブレードの回転の影響が出易いので倒れ易くなり、
角度を狭める事で、ファストリトリーブでも倒れ難くなります。
そして角度が広いとフックとアッパーアームとの間が広がり、
多少ですが根がかりし易くなり、フッキング率が高まります。
逆に狭いと少し根がかりし難いですが、フッキング率が低くなります。

この辺りは使うスピナーベイトによっても変わりますし、
個人の好みや使う時のスピードやシチュエーションで、
微妙に変化させて使うのが良いと思います。
実際自分が現場で微調整をする時は、
大抵このアームの開き角度を変える事で行っています。

また、ワイヤーベイトは新品を1個持っていて、
開いたらそれに角度を合わせる用にするなんて言う人がいますが、
それでは経済的ではないですし、自分で調整する事をお勧めします。
そうすれば、自ずとスピナーベイトの理解が深まり、
自分なりの好みが出て来て、より楽しむ事が出来ると思います♪

チタンワイヤーを使用したブーヤーのスピナーベイト。気に入っていたのですが、残念ながら廃盤になってしまいました。
チタンワイヤーを使用したブーヤーのスピナーベイト。気に入っていたのですが、残念ながら廃盤になってしまいました。

ブロンズワイヤーを使用していた頃のウォーイーグル。写真だと分かり辛いですが、アッパーアームの輪になっている部分のメッキが剥がれて銅色になっています。
ブロンズワイヤーを使用していた頃のウォーイーグル。写真だと分かり辛いですが、アッパーアームの輪になっている部分のメッキが剥がれて銅色になっています。

細いステンレスワイヤーに焼き入れする事で強度を上げているリベンジ・スピナーベイト。アームに少し色がついている事が分ると思います。
細いステンレスワイヤーに焼き入れする事で強度を上げているリベンジ・スピナーベイト。アームに少し色がついている事が分ると思います。

最後にアームの要素として素材が有ります。
多くのメーカーは、ステンレス線を使っていると思いますが、
中には、チタンワイヤーやブロンズワイヤーを使っている物もあります。

自分の愛用するウォーイーグルのスピナーベイトは、
元々はブロンズワイヤーを使っていたのですが、
数年前からステンレスに変わってしまい、非常に残念に思っています。
ブロンズワイヤーは、ステンレスに比べると柔らかく、
細かくバイブレーションしてくれました。
又、使っていてアームが開く事が少なかったのも良かったです。
ステンレスに比べて柔らかいのに何故開き難いのかと疑問に思いましたが、
むしろしなやかな為に全体がしなる事で、開き難かったのでは無いかと思います。

チタンワイヤーを使ったスピナーベイトは、
自分の持っている中では、ブーヤーのスピナーベイトが有ります。
廃盤になっていると思いますが、
これまたアームがとても強く、細い線形を使っていて、
よくバイブレーションしてくれますし、驚く程開く事が有りません。
現在も販売しているチタンワイヤーの物では、
ターミネーターのT-1スピナーベイトが有ります。
アメリカのトーナメントを観ていると結構使われているスピナーベイトです。
高めのお値段ですが、一度試してみようかと思っています。

ステンレスワイヤーを使ったスピナーベイトの中でも、
焼き入れをして開き難くしているメーカーも有ります。
自分の持っているのはリベンジベイツのスピナーベイトで、
アメリカのスピナーベイトの中ではファインワイヤーで、
焼き入れして強度を上げて、線形を細くしている事を謳っています。

バイブレーションの違い以外の細かい所では、
ワイヤーの違いによってスピナーベイトが発する音が変わってきます。
それは、トゥイッチや物にぶつけた時にブレードがワイヤーに当った時等に鳴る音です。
素材や太さによって変わりますので、ラトル音の違いのように、
こだわるものオモシロいです。

いくつかのメーカーでも、
強いワイヤーのスピナーベイトは有ったと思いますが、
コストがかかる為か、壊れ難い為に買い替えてもらえない為か、
いまだに販売している物は殆ど無いかも知れません。
メーカーとしては商売にしなければならないので、
その辺が難しいのでは無いかと思います。
自分はスピナーベイトの使い方が荒い為か、
どうしても開き難いワイヤーが好みです。
スピナーベイトはどうしても、アームとフックは交換が出来ないので、
壊れ難いと言う要素は重要だと思いっています。
細かいバイブレーションの違いも少しは気にしますが、
一番は如何に長く使えるかと言う事になりがちになっています。

あまりスピナーベイトを使っていなかった頃はインディアナブレードの使いどころが分りませんでしたが、最近はちょっとした差を埋めてくれるインディアナの使用頻度が上がっています。
あまりスピナーベイトを使っていなかった頃はインディアナブレードの使いどころが分りませんでしたが、最近はちょっとした差を埋めてくれるインディアナの使用頻度が上がっています。

そしてブレードですが、
よく使われている形状はウィロー、コロラド、インディアナの3種類でしょうか。
皆さんお分かりでしょうが振動の強い順に、
コロラド、インディアナ、ウィローとなっています。
更にブレードを組み合わせたり等をして、細かくタイプが分けることができます。
主に見掛けるのは、各々のシングルタイプに、
アッパーアームの途中にコロラドブレードがついたタンデムタイプ。
そしてダブルウィローと言った種類かと思います。

これらはそれぞれに振動の強さやフラッシングの強さが違いますし、
揚力の強さも違うので、それぞれに使い易いスピードや水深が変わってきます。
更にブレードの大きさやヘッドの重さによってもこれらは変わるので、
細かく言えばキリがないので、自分が主に使用しているモデルを紹介します。

1/4oz
シングルウィロー   #4ウィロー
ダブルウィロー    #3ウィロー/#3.5ウィロー
タンデムウィロー   #3コロラド/#4ウィロー

3/8oz
Wコロラド      #3コロラド/#4コロラド
タンデムウィロー   #3コロラド/#4ウィロー
ダブルウィロー    #3.5ウィロー/#4ウィロー

1/2oz
タンデムインディアナ  #3.5コロラド/#4.5インディアナ
タンデムウィロー   #3.5コロラド/#4.5ウィロー
ダブルウィロー    #3.5ウィロー/#4ウィロー

3/4oz
Wコロラド      #3.5コロラド/#4.5コロラド
タンデムウィロー   #3.5コロラド/#5ウィロー
ダブルウィロー    #4ウィロー/#4.5ウィロー

大体は以上の12種類を、
季節やフィールドによって使っています。
また、更に交換用のブレードをいくつか忍ばせ、
いざという時にその場で交換して、
持って行っていないタイプに変えられるようにしています。
滅多に変える事は有りませんが、後で後悔しない為にも、
持って行くのをお勧めします。

よく使う重さとブレードの種類を書きましたが、
それぞれに使用し易いレンジや早さが違い、
実際のフィールドで使い分けしています。
ただ、それを細かく書いて行くとキリが無いですし、
使用するスピナーベイトによっても少しずつ変わってきますので、
割愛させてもらいます。

スピナーベイトを使い始めた方に言われるのが、
どの様にレンジを調整すれば良いのかと聞かれます。
大体の本にはカウントダウンをとって巻くとしか書かれていない事が多く、
分り難いんだと思います。
自分はまず現場でスピナーベイトをほんの数m投げて、
目で見ながら大体平行にトレース出来るスピードを覚えます。
このスピードはレンジが深くなると遅く、
遠投する程速くなりますが、その辺は流石に言葉では伝えられないので、
身体で覚えてもらうしか有りませんが、基本となるスピードは身に付くと思います。

そしてカウントダウンで、
どのレンジまで沈んでいるかの割り出し方ですが、
自分は、使っているロッドの長さから大体2mを測って、
2m沈むまで何カウントすのかから、1カウントどれ位沈むかを割り出しています。
使うスピナーベイトによって、沈下スピードは変わりますので、
投げる前に測ってから釣りを始めると良いと思います。
実際にはあっていないかも知れませんが、それはあまり関係なく、
自分の中でどの様にトレースしているかのイメージ出来るかが大事なので、
この位大雑把なもので大丈夫です。
これが出来るとスピナーベイトを自分で操っている感が出て、
より使っていて楽しくなると思います♪♪♪

写真では分かり辛いですが、カップの深さが違います。この違いがバイブレーションの強さに影響を与えます。
写真では分かり辛いですが、カップの深さが違います。この違いがバイブレーションの強さに影響を与えます。

ブレードも形状によって、
振動の強さが変わってきます。
簡単に説明すると、幅が広くカップが浅い程回転した時に暴れ、
回転半径が広がるので振動が強く、浮き上がりが早くなります。
逆に幅が狭くカップが深いと、水をちゃんと噛む為に全体的に軸に沿って回転し、
回転半径が狭くなるので振動が弱く、浮き上がりが遅くなります。
最近は系統は違いますが、クリスタルSみたいな強バイブレーション系や、
ハイピッチャーの様な小さいブレードでも巻き心地が有って、
シルエットが小さいタイプと言う様に
カップの薄いタイプが多くなっている気がします。

また、ブレードの厚みによっても回転の質が変わってきますし、
なにより、立ち上がりのスムーズさが違います。
ブレードが厚いとトルクが増して浮き上がり易く、
薄いとトルクが少なく、浮き上がり難くなります。
ただこれは回転数が同じ場合です。
同じスピードで巻いた時は、厚い方が回転数は少なくなるので、
浮き上がりに関しては、これだけでは何とも言えないと思います。
ただ、薄いブレードの方が立ち上がりが速くなるので、
こちらはかなり実感出来ると思います。
日本のスピナーベイトは立ち上がりの早い物が多いので気にならないのですが、
アメリカのスピナーベイトは厚く立ち上がりの遅い物が多いので、
結構巻き始めに回っていない事が有ります。
自分はこれを解消する為、
巻き始める前に軽くトゥイッチするクセが付いてしまっています。

他にも形状と言えば、プレーンタイプのブレード以外にも、
ハンマードやダイヤモンドカット、シマシマに溝が入った物等もあります。
プレーンタイプの物はシンプル故に光の反射がし易く、
平らなタイプ程一方向に光を反射し易くなっています。
ハンマード等のタイプは光量は弱くなりますが、
アチコチに光が反射してくれます。
ダイヤモンドカットは、平らな面によってデコボコしているので、
効率よく光を反射してくれます。
フラッシング以外にも、デコボコしているタイプは水噛みが良くなるので、
スローでも回転し易くバイブレーションが強くなります。
昔有ったシマシマブレードはそれを謳って販売していました。

写真の様にフロントブレードが寝た時にリアブレードに少し干渉する位置にすると、意図的に音を鳴らす事ができます!
写真の様にフロントブレードが寝た時にリアブレードに少し干渉する位置にすると、意図的に音を鳴らす事ができます!

音が鳴る様に作られたバスプロショップスのケイジャンラトラー・スピナーベイト。ブレードの中にラトルが入っていて、回転した時にカチカチ鳴ります!
音が鳴る様に作られたバスプロショップスのケイジャンラトラー・スピナーベイト。ブレードの中にラトルが入っていて、回転した時にカチカチ鳴ります!

ブレードの役割として、
回転して水を動かし光を反射する以外にも、
音を発すると言うものがあります。
それは、ブレードとブレードや、
ブレードとアームの干渉した時に出る音の事です。
クランクベイト等では細かく音の違いを謳っている物が多く、
スピナーベイトは見落とされがちになっています。
スピナーベイトを振ると分りますが、
実は以外と以上にスピナーベイトも音を発しているので、
同じようにこだわる事が出来ると思います。

自分の使っているスピナーベイトの中で、
ブレードの発する音にこだわった物に、
グランドジョラスのハイパーヘッドスピナーベイトが有ります。
このスピナーベイトに使われているオリジナルブレードは、
素材が銅で出来ており、薄く作られていて、とても甲高い音が鳴ります。
またアッパーアームもブレードに干渉し易い形状にしていたりと、
意図して音を鳴らせようと言うこだわりが随所にみられます。

流石に音色までこだわって、
ブレードの材質まで考えて変えるのは難しいですが、
ちょっとした事で音をより鳴らすことができます。
自分のやっているのは、トゥイッチ等をした時に、
フロントブレードとリアブレードが、
少し干渉するくらいの位置に調整して使う事が多いです。
具体的には、フロントブレードの位置は大体クレビスとチューブで決まっていますので、
これを調整して、フロントブレードの回転が止まり寝た状態になった時に、
リアブレードにぶつかる位置にしています。
こうする事でブレードとアームの干渉時以上に音が出る様になりますし、
トゥイッチをして干渉させた時に、お互いのブレードの回転が乱れる事で、
よりバランスを崩させる事が出来ます。
感じとしては、クランクベイトの千鳥アクションの様なイメージです。
日本のスピナーベイトの殆どは、ブレードが干渉しない様に作られていて、
如何にスムーズに回転させるのかと言う事に、重点を置いている様に感じますが、
この調整をする事で、積極的に仕掛けて行く事の出来るセッティングにする事が出来ます。

ブレードのカラーって以外と種類が有りますよね。写真に写っているの以外にも、コパーメッキやペイントの違う色が何色も有ります。
ブレードのカラーって以外と種類が有りますよね。写真に写っているの以外にも、コパーメッキやペイントの違う色が何色も有ります。

ブレードの重要な要素として色が有ります。
よく使われているのは、シルバーとゴールドだと思いますが、
その他に、昔ながらの白やチャート、赤等のペイントブレードや、
最近ではブラッククローム等の黒系を見掛ける事も多くなって来た様に感じます。
自分は基本的に、クリアからステインウォーターではシルバー系を使う事が多く、
ステインからマッディウォーターでは、ゴールドを使う事が多いと思います。
ペイントブレードは、濁りがヒドい時に多用しています。
昔からペイントブレードは、何だか好きでよく使っていたのですが、
全然釣れた事が有りませんでしたが、
コーヒー牛乳の様な色に濁った時に使ったらとても反応が良く、
それからは濁った時は重宝しています。
濁りが強いとメッキ系の物は光を反射し難いので、
ペイントブレードの方が目立つのではないでしょうか。
ブラッククロームのブレードは、クリアウォーターで釣れていると聞き、
半信半疑だったのですが、周りで確かに釣れており、
クリアウォーターには欠かさず持って行っています。
ブレードカラーの違いでの釣果の差は、
普段はあまり感じないのですが、
タフな時や急な変化が大きい時に実感する事が有ります。
時にはブレードを交換してみるのも面白いと思います。

ワイヤーベイトにラインを結ぶ時に必ずダブルノットで結ぶのをオススメします。ファイト中に結び目がアッパーアーム側に移動した為にアームが開いてしまう事が多々有るのですが、これをする事で軽減することができます。
ワイヤーベイトにラインを結ぶ時に必ずダブルノットで結ぶのをオススメします。ファイト中に結び目がアッパーアーム側に移動した為にアームが開いてしまう事が多々有るのですが、これをする事で軽減することができます。

最後に自分がどんな感じで使っているのかを紹介してみたいと思います。
基本はストレートリトリーブになりますが、
大体何かしらのアクションを付けている事が多いです。
一番多用するのはトゥイッチで、結構この時にバイトして来る事が有ります。
他にもロッドワークで泳がせて、
ロッドの位置を戻す時にフォールさせるストップ&ゴー。
ワームを使う様な感じでコロラド系のスピナーベイトを使ったリフト&フォール。
水面を飛び出すくらいのファストリトリーブのバーンテクニック。
ボトムをトレースするスローロール。
大体こんな感じ事を、状況によってアレコレやっています。
日本はどうしてもカバーが少ないので、
自分でアクションを加え、何も無い中層でも変化を与えている事が多いです。

巻きかた以外では、トレーラーについてですが、
最近は基本何も付けない事が多いです。
ただ、ショートバイトが続く時にトレーラーフックを付けたり、
トレーラーワームを付けたりもします。
トレーラーワームは、姿勢を水平にしたいだけ時や、
吸い込み易くしたいと思った時は、
シルエットを余変える事がないスプリットテールワームを使っています。
スキッピングさせたい時や、濁っている時はボリュームが欲しいので、
パドルテイル・スイムベイトタイプを使っています。
こうすると簡単にスキッピングが出来てオススメです!

さて以上が自分のスピナーベイトについての考察です。
最初はそれなりに書けるかなと始めたら、
何だかえらく長くなってしまいました…。
少しでも参考にして頂けていたら幸いです。
また何か書きたくなったら掲載すると思いますので、
その時は宜しくお願い致します。

それでは今回はこの辺で…。


by ソースケ


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