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実践LURE 解体新書

その4 『ストーム ウィグルワート』

4回目となる今回取り上げるルアーは、
多くの人が愛用していると思われる、
ストーム社のフラッグシップ・モデル『ウィグルワート』♪
このルアーは、70年代に登場後、
ファッツ Oと共に、ストーム社を盛り上げた立役者だと思います。
いまだに愛好者が多いルアーの一つでもあり、
バツグンのルックスと、使用時の素晴らしい動きに、
これからも、愛好者は増える事だと思います!
かく言う自分も、その愛好者の中の一人。
ストームルアーは、どのモデルもそそる物がありますが、
実用品とコレクタブルアイテム双方からの魅力では、
ウィグルワートが一番だと思っています♪(次点でファッツOですかね。)


さてウィグルワートのアクションと言って、
大抵の人が思い浮かべるのは、切れ味たっぷりのウォブリングと、
時折バランスを崩す、千鳥アクションと言われるものだと思います。
このアクションは、自分の考えでは、ポッコリお腹の高浮力ボディをベースに、
薄いリップ&尾部の前後で水を切って、切れのあるアクションを起こす事。
また、ボディの上下が平になっている為に、引かれるた時にロールするのを抑え、
その分のエネルギーをウォブルする力として使っているからではないかと。
その他にも、リップ角やラインタイ位置等のバランスで、
潜行時にボディが、立ち過ぎず寝過ぎずの絶妙な姿勢をとり、
こちらもロールを抑えている感じがします。
このアクション時の姿勢には、背中の平面具合やお尻の曲がり方が、
上手く水を受け流して、一役買っている様に思います。

まぁ、このあて推量が当たっているとも限りませんし、
狙って作ったのかもわかりませんが、(←計算どうりならスゴ過ぎ!)
素晴らしいアクションである事には変わらないでしょう♪
今のところ代用品が見当たらない、唯一無二の存在だと思っています!
代わりに成る存在があるのなら、是非教えて頂きたいです。
(アクション面で言えば、フラットフィッシュが近いですが、
キャスタビリティの面で難があるので…。)

初期物のウィグルワート!先端から名前が書かれております。(見え難くてすいません…。)
初期物のウィグルワート!先端から名前が書かれております。(見え難くてすいません…。)

こちらは後期の物で、リップの付け根から名前が書かれております。
こちらは後期の物で、リップの付け根から名前が書かれております。

中期の物は、写真の様にラインタイ部分に窪みがあります。
中期の物は、写真の様にラインタイ部分に窪みがあります。

そんな可愛い顔して、かなり切れ者なウィグルワート君ですが、
長い年月の間作り続けられているので、
年代等によって、少しずつ違いが見受けられます。
ちょっとした違いに寄って、アクションやラトル音が違い、
中には、かなりこだわって使われている方も居られるみたいです。
ストーム時代の物を、御紹介したいと思います。

ウィグルワートを年代別にざっくりと分けると、
前期、中期、後期、現行(ラパラ)の4つに分類して考えています。
一応、上記以外にもラパラ買収後に形の変わってしまった、
名前だけの物がありますが、あまりに違っているので、加えなくても良いかと…。
それでは、下記にて年代別に違いを述べてみます。

★初期★

ウィグルワートの年代を見分けるのに、最もわかりやすいのは、
リップ裏にプリントされている、『WIGGLE WART』と言う文字が、
どちらから書かれているかと言う事です。
先端部から書かれている物が、初期物となり、
これだけで初期物は見分けがつきます。
その他、フックがイーグルクロウのネムリフック6番が着いており、
ラインタイ部分には、スプリットリングが付いています。
またこの頃のみ、スケールカラーの編み目が大きくなっています。

★中期★

この頃は過渡期らしく、リップ裏のプリントが、
前からの物と後ろからの物の、2種類存在しています。
どちらかと言うと、後ろからの方が多い気がします。
そのかわり、リップのラインタイ部分に、
少し窪みが作られておりますので、一目で違いがわかります。
どうやらフックが、この頃から変わっているみたいで、
茶焼きの4番フックが着いています。(中には、ネムリもあるかも知れません。)


★後期★

後期物は、リップの窪みが又無くなって、
パッと見は初期物と同じになりましたが、
リップ裏のネームが中央部から先端に向かって書かれております。
それ以外に、ラインタイのスプリットリングが、スナップに変わって、
フックは茶焼きの4番になります。


年代によって、少しずつ形は変わっていますが、
自分は年代を全く気にせずに使っています。
まぁ素材ごとの違いや、1つ1つのバラツキはありますが…。
大きくアクションに違いが出るのは、ラパラ買収後の物になってからです。
重さや形は少し変わっていますが、それ程違いは無く、
良く出来た一品だと言えますが、使ってみるとこれが全くの別物です。
簡単にアクションを説明をすると、バランスの取れた優等生な動きです。
これまでの、ワイドアクションが少し大人しくなって、
暴れる様な千鳥アクションが無くなってしまいました。
本来ならば、むしろこれまでの物の方が均整が取れていなくて、
ようやくバランスが取れたと言うのでしょうが、
大暴れするアクションを求めている方には、少し物足りない感じとなってます。
ただ、ラパラ製になってからは、
何だか投げやすく遠くに飛ばしやすくなっていて、
風が強い時や、より飛ばしたい時には、ラパラ製の物を使っています。
この違いの原因は、色々と考えているのですが、
イマイチ良く分からないです。
確かにお尻の部分が少し太くなっていたり、
ラトル音の違いから、素材の変更がされたのは判るのですが、
重さや、浮かした姿勢も大きく変わっていないので、
ここまで変わるモノかと、悩む所です…。

真っ白な素材の、カラーチャート『ソリッド・ホワイト』のウィグルワートです。
真っ白な素材の、カラーチャート『ソリッド・ホワイト』のウィグルワートです。

写真では判り難いと思いますが、クリーム色の素材を使った、『ボーン』カラーの物になります。
写真では判り難いと思いますが、クリーム色の素材を使った、『ボーン』カラーの物になります。

クロウフィッシュカラーは全般好きなのですが、クリア素材の物は脱皮直後な感じが気に入っています♪
クロウフィッシュカラーは全般好きなのですが、クリア素材の物は脱皮直後な感じが気に入っています♪

年代別による形等の違いの他にも、
大きな違いとして、素材があります。
見た目からの違いとして、真っ白いボーン素材、
少し透明感の在るクリーム色のボーン素材、クリア素材の3種類あり、
この素材違いで、ラトル音やアクションが変わっています。
(年代によっては、同じ見た目でも、素材が変わっているかも知れませんが、
ハッキリと判別が着かなかったので、その辺は悪しからず…。)

中でも比重が重く、ラトル音も籠った音になっているのは、
大方の予想どうりに、クリア素材の物です。
このタイプは浮力が低い為か、アクションが少し鈍重で、
リーリング中にバランスを崩す事も少なくなっています。
ただ、リップがクリアーでシルエットが小さく見えたり、
ファントムカラーの艶かしさは、水質がクリアところで使うのには、
こちらのタイプの方が、精神的にしっくりとくる気がします。

2種類のボーン素材の違いは、
色身と言った所で、浮力の差は殆ど無い様に思いますが、
硬度が違うのか、真っ白の方が少しながら高音な感じです。
アクションはどちらも激しく、これぞウィグルワートと言った様相です。
クリーム色のボーン素材は、クロウダッドやクロウフィッシュカラー等に使われていて、
真っ白の方は、スケールやメッキカラー、ソリッド色等に使われております。
メーカー的には、クリーム色の方をボーン、
真っ白の方を、ソリッド・ホワイトと表記しているようです。
カタログを見てみると、この二つのボーン素材を、
70年代からすでに使い分けているようです。
カラーによって、塗装の発色を考えてなのか、
アクションやラトル音の差を作りたかったのかは判りませんが、
細かい所にも気を配っている感じが、とても心憎いです♪

個人的には、ボーン素材の物の方を多用しています。
クリア素材は、フィールドの水質や生命感等の雰囲気。
何となく少し大人し目のアクションの方が良いと感じた時や、
魚には透明でも見えているとは思いつつも、
心の持ち様として、使い分けています。
ラトル音の違いとかも、多少はありますが、
あまり気にせずに、気分で使い分けてい次第です。
まぁ、どちらのモデルも良く釣れるルアーなので、
気分よく投げる事が出来る方で、良いのではないでしょうか。

アクションさせる上での、アドバイスなんかは、
あ~だこ~だと、自分が言うのはおこがましいので、
特にはありませんが、一つオススメなのはフックの交換です。
先にも書いた様に、初期物に付いているフックは、
6番と小さい物になっており、これだとフック同士が、
殆ど絡む事が少ないので、使っていてストレスがありません。
フックを小さくする事によって、アクションが少し大振りになると思いますが、
カバーに引っ掛かる事が減りますので、やってみては如何でしょうか。





っと、こんな所で、
ウィグルワートのお話は、この辺で終わりとさせてもらいます!
今回はあまり写真を使いませんでしたが、
ルアー写真館のコーナーに、『ウィグルワート』がありますので、
気になる方は、そちらでご覧になって下さい。



By ソースケ
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