DUMMY DOUBLE

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純喫茶 鱗鱗堂  『ルアー四方山話…』

このページは、
ダミー・ダブルが誇る、オールド・ルアーのエキスパート塙栄司が、
あらゆるルアーの四方山話をおとどけします…。
オールド・ルアーはもとより、奇天烈ルアーや、定番ルアーに至るまで…、
ハナちゃん的テイストで、面白可笑しくご紹介いたします。


第三話  

バンゴー・ミノー
Bang-O-Lure

今回はバグリーの3回目ということで、ポピュラーなミノー、
バンゴーを取り上げてみたいと思います。
1950年代にフィンランド製のラパラ(ミノー)がアメリカの国民的総合誌"LIFE"の表紙を飾るほどバカ売れしたのは有名ですが、
そのラパラに対抗して、
60年代にはアメリカ製の「アメリカン・ラパラ」が数多く登場しました。
レーベル・ミノー、ローグ(スミスウィック)、ヘルキャット(ホッパー・ストッパー)、
コブラ(ヘドン)、A.C.シャイナー、etc...
もちろんバンゴーもそのうちのひとつです。

上から2番目はスピナーテールです!
上から2番目はスピナーテールです!

こちらのサイズは可愛いですね!
こちらのサイズは可愛いですね!

発売当初のバンゴーは紙箱入り。下の画像の紙箱入りルアーは、バンゴーの兄弟モデル、
ミノーではなくシングルスウィッシャータイプの「ウォーキン・トピード」です。
ボディーはバンゴーとほぼ共通。腹は昔のラパラのように、
白く塗り分けられているだけ。バグリー初のプラグとして、
この2つ以外にはゴー・デビルと007が同時発売されたと推測しているのですが、
ネームなしの007を見た記憶がないので、もしかしたら微妙に時期が違うかも?
腹にタイプライターのネームが入った帯が貼られた透明プラ箱入りのタイプ
(60年代末~70年代前半?)に比べても、かなり細身です。
昔からのバグリーファンとしては、
真鍮ワイヤーの細身のものに興味が行ってしまうのは仕方ないところ。
…いや、バグリーは時期によって様々なカラーがあるので、それらを集めても楽しそうですね。

「ウォーキン・トピード」
「ウォーキン・トピード」

サイズは3、4、5、7インチの4種。あ、1インチは約2.5cmです。
7インチの物は昔はバルサ製でしたが、
80年代に入ってからか、海用としてハードウッド製に変わりました。
5インチ(3フッカー)の集合写真にあるのは、
どれも1980年前後のレアカラーです。
この時期まではラパラのように真鍮のワイヤーがボディーを貫通しているのですが、
コストあるいは強度の問題なのか、
その後すぐにスクリュー(ねじ)ヒートンに変更されました。
そしてボディーも徐々に太くなり、目の位置と表情も今に近いものに。
右下の写真のジョイントタイプのものは、
80年代後半の短い期間発売されていた「スウィベル・ヒップ・バンゴー」。
これは尾部がくるくる回ってしまうのがご愛嬌。

「フジ釣具」の特注モデルと「バンゴーB」
「フジ釣具」の特注モデルと「バンゴーB」

「スウィベル・ヒップ・バンゴー」
「スウィベル・ヒップ・バンゴー」

バンゴーの亜種としては、
キラーBとバンゴーの中間の太さ(画像のグリーンクロウダッドカラーのもの)の
「バンゴーB」(70年代末発売)、
バンゴーにテイルプロップが付いた「スピナーテイルバンゴー」
(日本では'80発売。一番上の写真の上から2番目の物)
などもあります。どちらも今でも売られているはず。
特にスピナーテイルバンゴーの連続ジャークは今でも充分効果的なので、
お試しを!

バンゴーのノーリップに大きなテイルプロップが付いたのは、
名称不明ですが藤沢市「フジ釣具」(左上写真)の特注モデル。
カラーからすると、年代は80年代末~90年代初頭といったところでしょうか。
こちらのお店は日本初のルアー専門店。
バグリーやヘドンとの付き合いも長く、独自のコネクションを持っているようです。

では、次回はそのフジ釣具のオリジナルルアーを特集しますか。
ちょっとコア過ぎる気もしますが、お楽しみに。



by はなわ

090502




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